環境問題とランキングについて②
その内容で考えられる例は、環境問題のさきがけとして「公害」を扱うことである。「公害」という概念を人々に知らしめた「足尾鉱山鉱毒事件」は歴史的背景を含む重要な内容となるだろう。
また高度経済成長期に入ってから起こった、四大公害病(水俣病、第二水俣病、四日市ぜんそく、イタイイタイ病)を扱うことは、われわれが経済活動を優先してきたしっぺ返しとしての要素を学ぶことができるだろう。
このように先人の受けた苦痛を二度と起こさないために、環境に対する「権利」がわれわれの間で認知されてきたのである。
そして日本は世界に先駆けて「京都議定書」を作成し、世界にCO2の排出量を削減する努力目標を掲げたことも説明する必要があるだろう。
このように、3つの社会認識教育でどの要素を重視するかによって、同じテーマを扱ってもアプローチの仕方が異なってくることがわかる。また3つの要素をそれぞれ独立したものとするのではなく、複数の要素を組み合わせてみたり、比重を変えてみたりすることによってまた雰囲気の異なったプランが出来てくるのである。
今回の環境問題は先端の状況を知ってもらいたかったので、パソコンを用いた授業プランとした。しかしそれまでを学ぶ過程として(1)のような歴史的背景を学ぶことも重要な要素であるのだ。
